この記事はシリーズ第2弾です。第1弾はこちら↓

まずは1年、事業を続けることを目標に
起業を考えたとき、多くの人が最初に悩むのは「どれくらいの規模で始めるか?」ということ。
しかし、実際のところ、起業1年以内の廃業率は40%以上。だからこそ、「まず1年間、事業を続けること」を第一の目標にするのが大切です。
大きく始めると初期投資や固定費の負担が重くなり、思うように売上が伸びないとすぐに資金が尽きてしまうことも。
1年目は利益を追うよりも、できるだけコストを抑えながら事業を継続できる形を探しましょう。
小規模スタートのすすめ:まずは「続ける」ことが大切
- 初年度の目標は「継続」
いきなり大きな売上や高い利益を目指すのではなく、まずは1年間、事業を軌道に乗せて続けることが成功の基盤となります。 - 実績が積めれば拡大も可能
初年度は自己資金で運営し、事業の実績を積む。
2年目は実績が評価され、融資も受けやすくなる。なのでその時に店舗や設備の拡大を考えた方が良い。
リスクを抑える開業方法:実店舗と無店舗の選択肢
業種やご自身の状況に合わせて、初期費用を抑える方法を選びましょう。
- 飲食業や小売業の場合
- 実店舗以外の選択肢:移動販売、ネットショップ、間借り営業、ケータリングなど。
→ 店舗を持たなくても、十分にお客様にアプローチできる方法です。
- 実店舗以外の選択肢:移動販売、ネットショップ、間借り営業、ケータリングなど。
- 士業やクリエイティブ業の場合
- SOHO(Small Office Home Office):自宅や小さな事務所で十分に開業できます。
- その他の業態
- フランチャイズや仲介業など、初期投資を最小限にできるビジネスモデルも検討してみてください。
「理想の事業」は2年目以降に
「最初から理想の形で始めたい!」と思うかもしれませんが、1年目から大きな投資をするとリスクが高くなります。
例えば、飲食店を開く場合、下記のリスクが考えられます。
- 内装や設備にこだわると初期費用が膨らむ
- 広い店舗を借りると、家賃や維持費の負担が大きい
- 売上が想定通りにいかなければ、すぐに資金が尽きる
まずは1年目を「テストマーケティング」期間と考え、事業が運営できる、もっとも小規模な業態で始めると良いです。
- 最小の初期費用・固定費で始める
- 1年続けながら、事業の方向性を見極める
そうすれば、2年目以降に融資を受けやすくなり、資金を使って事業を拡大するチャンスが増えます。
ポイント: 多くの人にとって、店舗を持つことは夢の一つかもしれません。しかし、理由や資金に余裕がない場合は、初めから店舗にこだわらない方が良いです。
店舗は長期的には安定した顧客や売上が期待できる一方で、事業が少しでも伸び悩むと、すぐに資金がショートしてしまうリスクがあります。
さらに、コロナ禍のように予測が難しい状況では、初期費用を抑えた柔軟な運営体制が求められます。
低コストでテストマーケティング:1年目の戦略
初期費用・固定費を抑える工夫
- 自宅でできる仕事を選ぶ(SOHO、ネットショップ、オンラインサービスなど)
- 仲介業から始める(在庫を持たずに取引をつなぐビジネス。
仲介として仕事をとり別の業者に委託することにより在庫を抱える不安がなくなり、業界の人脈も増える。) - 実店舗ではなく、移動販売・間借りで営業する
- ネットショップを活用する(低コストで全国展開も可能)
- レンタルオフィス・コワーキングスペースを利用する
このような工夫をすれば、 「やってみたけど資金が続かず撤退……」というリスクを減らすことができます。
安心設計のための事業計画書作成ガイド
事業計画書は、単なる「融資のための書類」ではなく、自分のビジネスを整理し、成功率を上げるためのツールです。
- 「事業計画書 テンプレート」で検索すると、さまざまなフォーマットが手に入ります。
- 日本政策金融公庫の「創業計画書」なども参考になります。
- 自分で作成・アレンジしてOK!
事業計画書を作ることで、
- 目標や方向性が明確になる
- 売上の見通しやリスク管理がしやすくなる
- 融資を申し込む際にも有利になる
事業を始める前に、必ず事業計画書を作成しましょう。計画書を基にまずマーケティング戦略を練り、具体的な数値目標に落とし込みます。その上で、目標達成のための実行策を策定し、最後に定期的に評価を行うと効果的です。
まとめ:小さく始めて、確実に未来を切り拓く
- 1年目の最重要目標は「事業を継続すること」
初年度は、大きな利益を急ぐのではなく、少ない資金で無理なく続けることを目指しましょう。 - 低コストでリスクを最小限に
店舗や設備にこだわるよりも、まずはシンプルな形態で市場の反応を見ましょう。 - 実績が出れば拡大のチャンスも
1年目を乗り越えた後、実績に基づいて融資を受けやすくなり、理想の事業形態へと徐々に拡大していくことが可能です。
最後に
起業は大きなチャレンジですが、「失敗したらどうしよう」と不安になる気持ちはごく自然なものです。
だからこそ、初めは大きく飛び出さず、小さく始め、まずは1年間事業を続けることに集中しましょう。
この記事の次回編はこちら↓
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